年収103万の壁が178万円に引き上げ!?実質減税の行方は…?

#社会保険
#所得税
馬場 菜摘

馬場 菜摘

皆様こんにちは!

11月も中旬となり、今年もあと1か月半…

あっという間でびっくりしますね!

さて、今回は最近巷で話題になっている

年収の壁についてのブログを書きたいと思います。

※あくまでブログ作成時点でのお話になります。

よく話題にあがる年収の壁は以下の3つかと思います!

このラインを超えた金額に所得税がかかります。

また、学生等で親の扶養に入っている場合は

このラインを超えてしまうと親の扶養から外れ、

親の税負担が増加してしまいます。

以下の要件を満たすパートやアルバイトの人に

社会保険の加入義務が生じるラインになります。

  1. 勤務先の従業員数が51人以上
  2. 週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
  3. 勤務期間が2ヵ月を超える見込みがある
  4. 学生ではない
  5. 賃金が月額8.8万円以上

ちなみに現在1つ目と5つ目の要件を撤廃し、

社会保険の加入者を増やそうという流れがあります。

その場合年収によっては負担増となる方もいらっしゃるかもしれません💦

社会保険の扶養から外れ、

自身で国民健康保険や勤務先の社会保険に加入する義務が生じるラインです。

上記の106万円の壁で社会保険の加入義務が発生している方には

あまり関係のないラインになります。

さて、先日の総選挙で国民民主党が躍進を遂げた結果

国民民主党が掲げていた年収103万の壁を178万円へ

という公約の実現性が出てきました。

私個人としては無党派で推しの政党はないのですが、

基礎控除が引き上げられると多くの方に影響があるため

ざっくりとご説明したいと思います!

まず、年収103万円の壁とは

基礎控除48万円と給与所得控除55万円の合計額となります。

今回の案は基礎控除を123万円に引き上げることで

年収の壁を123万円+55万円=178万円まで引き上げるというものになっています。

基礎控除が引き上げれらることでパートやアルバイトの人だけでなく、

納税者の大多数が恩恵を受けることができます✨

政府試算による減税効果は以下の通りです。

 「年収の壁」引き上げの減税効果

 

ちなみにこれを実現した場合、

国、地方で約7.6兆円の減収が見込まれるとのことです。

逆に言えば国民の手取りが約7.6兆円増えるということです!

基礎控除は必要最低限の生活費には課税しないという趣旨で設定されました。

ただ、物価高の現在で年48万円で生活できるかと言われると

なかなか難しいものがありますよね…💦

まだ案の段階で財源の確保をどうするかなど課題は多々あるようです。

今後の動向に注視していきたいですね!

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この記事を書いた人

馬場 菜摘

馬場 菜摘

3月30日生まれ
滋賀県出身です。
小学生1年生の頃にバレエを始め、
大学時代は社交ダンスをやっていました。
趣味は映画鑑賞と旅行です。
皆様のお役に立てる担当者になれるよう
日々精進いたします!