書いた人:中西 灯
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【相続税】生前に立替えた生活費・医療費は債務控除できる?
税理士
中西 灯
相続税の申告でよくあるご質問が、「生前に家族が生活費や医療費を立て替えたけど、相続税の債務控除になりますか?」というものです。 実はこの問題、結論から言うと 「立替えた相続人が扶養義務者かどうか」で取扱いが大きく変わるため注意が必要です。 この記事では、相続実務でよくあるケースを例に、債務控除の可否をわかりやすく解説します。 ■ 結論:扶養義務者が立替えた生活費や医療費
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相続で不動産を共有にすると大変?税理士が教えるトラブルと対策
税理士
中西 灯
相続で土地や建物を複数の相続人が一緒に所有する「共有」は、よく見られる形です。しかし、実務の現場では「共有にしておけば平等でいい」と思って決めた結果、後から大きなトラブルになるケースが少なくありません。 この記事では、税理士の立場から「共有を避けた方がよい理由」と「代わりに取るべき対策」について、わかりやすく解説します。 1.共有は“仲が良いとき”しか機能
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老老相続で要件が満たせない?2025年問題が“小規模宅地の特例”に突きつける課題
税理士
中西 灯
2025年問題と呼ばれる「団塊世代の全員が75歳以上になる年」を目前に控え、相続税対策を考えるご家庭が急増しています。その中で注目されているのが 「小規模宅地等の特例」。相続財産の評価額を大きく減らせる制度ですが、高齢化社会特有の“老老相続”では、要件を満たせないケースが増えてきています。 本記事では、2025年問題と老老相続が小規模宅地等の特例に与える影響をわかりやすく解説し、今
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【2025年】相続税調査にAI本格導入!”バレない”が通用しない時代へ
税理士
中西 灯
◆はじめに 今回は、2025年7月から本格的に始まった「AIによる相続税調査」についてご案内します。この変化は、これからの相続税の申告や事前の生前対策に大きな影響を与える可能性があります。 ◆AIによる相続税調査とは? これまで相続税の調査は、主に人の目によって「怪しい申告」が選ばれていましたが、今後はAI(人工知能)が、すべての申告書を
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【デジタル資産も相続される】“インスタおばあちゃん”西本キミコさん(97歳)逝去
税理士
中西 灯
Instagramで約40万人のフォロワーを持ち、「インスタおばあちゃん」として親しまれていた写真家・西本キミコさんが、2025年6月12日に逝去されました。その独特のセンスと生き方は多くの人にインスピレーションを与え、ネット世代にも大きな存在感を放っていました。 このニュースに接して、多くの方が「デジタル資産の相続」という現代的なテーマを改めて意識したのではないでしょうか?