書いた人:西尾 勝真
-

【社長向け】売上1億円を超えたら、決算書が読めないと危険な理由
税理士
西尾 勝真
売上が1億円を超えると、「なんとなく」では会社が回らなくなります。 スタッフも増える、取引先も増える、支払いも増える、借入も増える。 ここで社長が決算書を読めないままだと、何が起きるでしょうか。 黒字なのにお金がない、売上は伸びているのに利益が薄い、気づいたときには銀行との交渉が厳しくなっている——そういう「詰み」が現実に起きています。 完璧に読める必要はありません。 ただ、最低限こ
-

【2025年最新】所得税の基礎控除が引き上げに!非課税枠が大幅に拡大
税理士
西尾 勝真
2025年度(令和7年度)の税制改正では、所得税の基礎控除額が48万円から58万円へ引き上げられます。さらに、所得水準に応じて控除額が加算される仕組みも導入される予定であり、低所得者層ほど恩恵を受けやすい一方、高所得者層では加算額が少なくなる形です。なお、加算については時限立法(一定期間限定の措置)である点にも注意が必要です。 これにより、給与所得者のいわゆる「103万円の壁」が大きく変わ
-

令和6年確定申告の留意点
税理士
西尾 勝真
税制改正と申告のポイント 令和6年分の確定申告は、2025年3月17日を期限に実施されますが、税制の変更や新たな制度が導入されるため、注意が必要です。この記事では、令和6年の確定申告における主な留意点を解説します。特に、インボイス制度、控除制度の変更、そしてマイナンバーや電子申告の重要性に焦点を当てています。 1.確定申告におけるインボイス制度の導入 令和6年から消費税の「イン
-

変わる令和6年分の年末調整関係書類
税理士
西尾 勝真
皆様こんにちは! 税理士法人ティームズ西尾です。 10月に入り、やっと涼しくなってきましたね。 季節の変わり目で体調を崩されている方はおられないでしょうか? 私は毎年苦手です((+_+)) さて、今回年末調整の様式変更についてお話させて頂きます。 近年改正が多いですね。 主な変更内容は、次のとおりです。 (1)マル基配所に記載欄が追
-

法律と税務通達の違い
税理士
西尾 勝真
みなさんこんにちは。 税理士法人ティームズ西尾です。 今年は梅雨入りが遅く、やっと雨が多くなりましたね。 暑かったり寒かったりで、体調管理が難しいように思います。 さて、今回は法律と通達の違いについてお話したいと思います。 法学部出身ということもあり、お話の前にまず、それぞれの用語の意義について確認したいと思います。 法律とは 簡単に言いますと、国のルールを意味します。難しく言うと、国家の強制