#相続税
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住宅取得を応援する贈与税の特例とは?~住宅取得資金贈与の特例を解説~
税理士
藤井 拓哉
住宅取得資金贈与の特例とは? 家やマンションの購入・新築にあたって、親や祖父母から資金援助を受ける方も多いのではないでしょうか。本来、贈与を受けると贈与税がかかりますが、「住宅取得資金贈与の特例」を利用すれば、一定額まで非課税で資金援助を受けることができます。 この制度は、直系尊属(父母・祖父母など)から住宅取得のための資金をもらった場合に、一定の非課税枠が認められる
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「相次相続控除」とは?短期間に続いた相続で税負担を軽減する仕組み
鵜川 洋介
相次相続控除の仕組みとは? 相次相続控除とは、10年以内に相続が複数回発生した場合に、相続税の一部を控除できる制度です。たとえば、父から子へ相続が発生した後、数年以内にその子が亡くなり、今度は孫へ相続が発生したようなケースを想定します。このように、同じ財産に対して短期間で相続税が二重にかかってしまう場合、相続税の負担を軽減するための調整措置として相次相続控除が用意されていま
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相続税を軽減できる「障害者控除」とは?活用のポイントをわかりやすく解説
税理士
近藤 修
障害者控除とは何か?制度の概要 相続税には、さまざまな控除制度がありますが、その中でも「障害者控除」は見落とされがちな制度の一つです。これは、相続人が一定の障害のある方の場合に、相続税を軽減できる制度です。 障害者控除には2つの区分があり、控除額が異なります。 ・一般障害者:85歳までの年数 × 10万円 ・特別障害者:85歳までの年数 ×
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「未成年者控除」とは?相続税の負担を軽くする大切な制度
太田 篤弘
未成年者控除とは何か? 相続税を計算する際、相続人が未成年の場合に利用できる制度が「未成年者控除」です。これは、成人するまでの生活費や教育費などを考慮し、相続税の負担を軽減するための措置です。相続開始時点で満18歳に達するまでの相続人が対象となります(民法改正の影響により、令和4年3月31日以前に相続又は遺贈により財産を取得した者に係る相続税については、「満
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知らないと損をする?「配偶者控除」の基本と注意点
税理士
中西 灯
配偶者控除とは?対象となる条件を解説 配偶者控除とは、納税者本人に所得があり、一定の条件を満たす配偶者がいる場合に、所得税や住民税の負担を軽減できる制度です。控除額は38万円(住民税では33万円)となっており、所得が一定額以下の方にとっては大きな節税効果があります。 この控除を受けるには、配偶者の合計所得金額が48万円以下(給与のみの場合は年収103万