#相続税
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2026年(令和7年)税制改正に備える“一棟マンション/不動産小口化”による相続税節税はもう通用しない?
太田 篤弘
はじめに 近年、不動産を活用した「相続税の節税対策」が注目を集めてきました。特に「賃貸用の不動産購入」や「不動産持分の小口化商品」などは、高い節税効果が期待できる手法として多くの富裕層やオーナーの関心を集めています。しかし、2025年秋からこの種の「節税スキーム」に対して、制度見直しの動きが加速。今後、従来の方法が使えなくなる可能性が浮上してきました。 我々の立場から言えば、
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タンス預金のリスクと注意点
税理士
藤井 拓哉
近年、「銀行に預けるより安心だから…」という理由で、数百万円〜数千万円を“タンス預金”として自宅に保管している方が増えています。 しかしタンス預金には、相続税・贈与税・防犯・紛失リスクなど、多くの見落としがあります。 この記事では、税理士の立場からタンス預金を持つことのリスクと注意点を分かりやすく解説します。 1. タンス預金とは? タンス預金とは、銀行に
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非上場株式評価 相続課税巡る国税の「伝家の宝刀」
税理士
近藤 修
ブログをご覧いただきありがとうございます。 税理士法人ティームズの近藤です。 寒くなってきました‥鍋がよりおいしく感じる季節ですね(^^)/ さて、本日の話題は相続における非上場株式の評価についてお話させて頂きます。 会社を経営されている方の相続において、よく株式をお持ちの方がおられます。(オーナー社
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【相続税】生前に立替えた生活費・医療費は債務控除できる?
税理士
中西 灯
相続税の申告でよくあるご質問が、「生前に家族が生活費や医療費を立て替えたけど、相続税の債務控除になりますか?」というものです。 実はこの問題、結論から言うと 「立替えた相続人が扶養義務者かどうか」で取扱いが大きく変わるため注意が必要です。 この記事では、相続実務でよくあるケースを例に、債務控除の可否をわかりやすく解説します。 ■ 結論:扶養義務者が立替えた生活費や医療費
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「おひとりさま」の相続、財産は誰が受け取る?国に没収されないための終活ガイド
鵜川 洋介
最近、「生涯未婚率の上昇」や「単身世帯の増加」といったニュースをよく目にします。自分らしい生き方を選択する「おひとりさま」は、もはや特別な存在ではありません。 仕事や趣味に打ち込み、ご自身が懸命に築いてきた大切な財産。ふと、「もし自分に万一のことがあったら、この財産はどうなるのだろう?」と考えたことはありませんか? 実は、何の対策もしないままだと、ご自身の財産が意図し