税のバトンタッチ ~復興から防災へ~ 

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前嶋 美紀

前嶋 美紀

みなさま、こんにちは

税理士法人ティームズの前嶋です。

 

9月も中旬に入り、ずいぶん過ごしやすく・・・

なってないっ!

ですね・・・

今年の暑さは本当に怖いぐらいです。

やはり地球温暖化の影響なのでしょうか?

 

この地球温暖化の原因はもちろん一つではありませんが

その代表として森林伐採が挙げられます。

森林は、温室効果ガスの中でも70%を占めると言われる

「二酸化炭素」を吸収し、酸素を発生させながら成長するのです。

その森林が減ると二酸化炭素が増えるのは当然ですね。

 

今年何度も目にし、耳にした森林火災も

この温暖化が原因というではありませんか。

え?

さらに森林が減ってしまう。

だめです。悪循環です。

なんとかしなくては。

 

じゃあ、たっくさん木を植えて解決!

・・・と思ってしまうのですが・・・

そう単純にはいかないようです。

森林が減少することによって増えてしまった二酸化炭素を吸収してくれるようになるまでには

植林してから数十年かかるのだそうです。

また、樹木が若いうちはいっぱい二酸化炭素を吸収してくれるのですが

成長につれて、つまり老いていくと吸収量は減ってしまいます。

しかも近年、林業に従事する人が少なくなり、森林整備にも問題が生じています。

 

森林の機能は、国土の保全や水源の涵養等、国民に広く恩恵を与えるものであり、

適切な森林の整備等を進めていくことは、国土や国民の生命を守ることにもつながるのだとか。

 ※涵養(かんよう)とは、水が自然に染み込むように、

  無理なくゆっくりと養い育てることをいいます。

 

ぜったいぜったい大切にせねば。

 

実はこの現状と、パリ協定での目標達成に必要な地方財源を安定的に確保する必要性から、

森林環境税なるものが創設されています。

 

温泉に入るときの入湯税

ラウンドするときのゴルフ場利用税

ということは

森林浴するときの森林環境税?と思ってしまったのですが・・・

 

そうではなく2024年度(令和6年度)つまり来年度から

個人住民税均等割に1,000円が課されるのです。

って、住民税増税?

いえ、2023年度(令和5年度)まで上乗されていた東日本大震災の復興税1,000円と

交代するイメージです。

 

この税収は「森林環境譲与税」として、地方自治体に分配されて

森林整備に充てられ、その使い途はインターネットなどで

公表されることになっています。

 

ちなみに・・復興税といえば「復興特別所得税」を思い浮かべる方が多いと思いますが

こちらは2037年(令和19年)まで継続します。

 

災害復興のための税から災害防止のための税へのバトンタッチ。

正しく理解し、適正に納税し、森林環境保護を考えたいですね。

もちろん防災・減災意識も高めながら。

 

今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

前嶋から、両腕の日焼けが火傷レベルの藤井にバトンタッチします。

来週の更新をお待ち下さい。

 

 

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この記事を書いた人

前嶋 美紀

前嶋 美紀

証券会社勤務から会計業界へ。
趣味は香道、DIY
小型船舶操縦士免許、フラワーデザイナー資格保有
週に1度はフィットネスで広背筋を鍛えています。日本酒・焼酎・白ワインは、全く区別がつきません。好きな言葉は「温故知新」と「臨機応変」
これまで培った経験を活かし、柔軟で迅速な対応をお約束します。