大阪万博と保税展示場

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穴井 孝昌

穴井 孝昌

皆様こんにちは、今週の担当は穴井です。

 

スプラトゥーンというゲームはご存じでしょうか?


私は去年発売されたスプラトゥーン3というゲームをずっとやり続けています。
1年という時間が経過し、なんか人が少なくなってきたな~と感じる今日この頃
左足も治ってきたこともあり、リハビリがてらスプラ甲子園という全国大会の関西予選会場に観戦に行ってきました。
会場はインテックス大阪です。

人もいっぱいいて熱気がすごかったです。

若者ばかりで場違い感半端ない。

 

スプラトゥーンの未来は明るいなと思い、早々に会場を後にしました。

 

 

ところで、インテックス大阪の正式名称はご存じでしょうか?
「大阪国際見本市会場」というそうです。
国際的な見本市を開くための会場なんだろうなと思っていたのですが、
インテックス大阪利用案内を読んでみたところ

 

「当施設は常時保税展示場としての指定を受けておりません。
保税品の展示を行う場合は、税関へ適切な申請を行い、承認を得てください」
との文言がありました。
今回はこの保税展示場についてお伝えしたいと思います。

 

外国から貨物を輸入した場合、関税という税金が発生するのですが、
貨物が日本に到着しただけでは貨物はまだ外国貨物のままなので関税は発生しません。
保税地域(関税支払いが保留されている地域)というところに置かれる外国貨物は
通関手続きを経て、関税が支払われたのちに、輸入許可書が発行され、保税地域から引き取ることができるようになります。

この保税地域には5つの種類が定められており、その中の一つが保税展示場です。
(他は指定保税地域、保税蔵置場、保税工場、総合保税地域の4つです)

 

保税展示場は、国際的な博覧会や公的機関等が行う外国商品の展示会等の運営を円滑にするためにできたものです。
外国貨物について、関税等がかからない状態で展示、使用できる地域として税関長が許可した場所をいいます。

つまりインテックス大阪で外国貨物の展示会を行うのであれば、通常は関税を支払い貨物を引き取ったうえで行わなければならないところ、
税関長の許可を得て保税展示場とすれば外国貨物のまま関税を支払わず保税展示品として展示会を行うことができるということです。

 

ただし保税展示品はあくまで展示品ですので、売却や譲渡、消費などをおこなうことはできません。

インテックス大阪利用案内にある常時保税展示場とは税関長の許可が常時下りている保税展示場であり、日本国内ではAichi Sky Expoという施設だけだそうです。

 

ちなみに来たる2025年の大阪万博では、この保税展示場許可を取得したとのニュースが3月にありました。

保税展示場を利用していろんな国のパビリオンができて万博が盛り上がるといいですね!

 

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この記事を書いた人

穴井 孝昌

穴井 孝昌

昭和54年11月23日大分県中津市生まれ
小学校入学祝いにファミコンをもらって以来のゲーム好き
高校時代登山部部長として県大会3位
司法試験受験歴あり。その中で弁護士の女性(妻)と出会う。
歴史もの(特に日本史)に興味あり。
趣味は野球観戦(オリックス・バファローズ)
見た目(187cm)通り、頼れる担当と認めて頂けるよう頑張ります。