【2025年最新】相続時精算課税を使う人が増えている理由とは?

#相続税
中西 灯

税理士

中西 灯

近年、「相続時精算課税」を選択する方が年々増えています。
2024年分は直近10年間で最も多い申告件数でした。

名前は聞いたことがあるけれど、

・暦年贈与と何が違うの?

・なぜ最近よく使われるの?

・本当にお得なの?

と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、相続時精算課税が選ばれている理由とメリットを、できるだけ分かりやすく解説します。

そもそも相続時精算課税とは?

相続時精算課税とは、
生前に財産を贈与しても、贈与時点では原則として税金がかからず、将来の相続時にまとめて精算する制度です。

ポイントは次の3つです。

・2,500万円までの贈与は非課税

・超えた部分は一律20%の贈与税

・将来の相続時に、贈与した財産を相続財産に戻して相続税を計算

つまり、
👉 「今は贈与税を抑えて、最終的に相続税でまとめて計算する制度」
と考えるとイメージしやすいです。

なぜ相続時精算課税を使う人が増えているのか?

① 不動産価格・株価の上昇

近年、土地やマンション、株式などの価格が上昇しています。

相続時精算課税では、
贈与時の評価額で相続税計算に使われるため、

・値上がりする前に贈与しておく

・将来の相続税評価額を抑える

といった使い方ができ、節税につながるケースが増えています。

② 子や孫に早く財産を渡したいニーズの増加

・住宅購入資金

・事業承継資金

・子どもの生活基盤づくり

「亡くなってからでは遅い」と考える方が増え、生前贈与への関心が高まっています。

相続時精算課税なら、まとまった金額を一度に渡せるため、
資金援助をしやすい点も選ばれる理由です。

③ 暦年贈与の節税効果が弱くなってきた

毎年110万円まで非課税の「暦年贈与」は、

・長期間続けないと効果が出にくい

・近年は税制改正で相続前の持ち戻し期間が延長

といった事情から、「思ったほど節税にならない」と感じる方が増えています。

その結果、
「最初から相続時精算課税を選ぶ」という判断が増えています。

相続時精算課税のメリット

メリット① 2,500万円まで贈与税がかからない

最大のメリットはこれです。

・2,500万円まで非課税

・超過分も税率は一律20%

高額な財産をまとめて移転したい場合、
暦年贈与よりも使いやすい制度です。

メリット② 将来値上がりする財産に強い

不動産や株式など、
将来価値が上がる可能性のある財産を早めに贈与すると、

・贈与時の低い評価額で固定

・相続時の評価上昇分に相続税がかからない

結果として、相続税の節税につながるケースがあります。

メリット③ 相続対策を「見える化」できる

生前に財産を移すことで、

・誰に何を渡すか明確になる

・相続トラブルを防ぎやすい

・相続税の試算がしやすくなる

という実務的なメリットも大きいです。

注意点:誰にでも向いている制度ではない

相続時精算課税には、重要な注意点があります。

・一度選ぶと暦年贈与に戻れない

・相続税がかからない人には逆に不利になる場合がある

・小規模な贈与には向かないことも

「使えば必ず得」という制度ではありません。

まとめ|相続時精算課税は“戦略的に使う制度”

相続時精算課税が増えている理由は、

・財産価格の上昇

・生前に財産を渡したいニーズ

・暦年贈与の節税効果低下

といった背景があります。

ただし、
相続税の有無・財産内容・家族構成によって向き不向きが大きく分かれる制度です。

相続対策は「早め+専門家相談」が重要です

相続時精算課税を使うかどうかは、
将来の相続税額まで含めたシミュレーションが欠かせません。

「うちは使えるの?」
「今からでも間に合う?」

そんな疑問があれば、
相続税に強い税理士に一度ご相談されることをおすすめします。

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この記事を書いた人

中西 灯

税理士

中西 灯

平成3年9月22日 兵庫県神戸市生まれ
平成26年12月 税理士試験 官報合格
平成27年11月 税理士登録(登録番号131411)
第128回日商簿記1級 全国模試1位
お酒と食べることが大好きです。
趣味はペットのうさぎ・チンチラを触ること
大阪で一番相談しやすい税理士を目指します。