
生命保険の付帯サービスとは、保険商品としての保障以外で、保険契約をすることで契約者が利用できるサービスです。
保険会社が契約者に対して健康や医療・介護・生活などに関する相談、サポートを行うもので、契約者だけでなく被保険者や同居の家族なども利用できる場合もあります。
また、付帯サービスは大きく分けて「無料」と「優待割引」の2種類があります。
このようなサービスを行うようになった理由は、保険会社間の競争が厳しくなり、保障内容以外で差別化を図るためです。
また、技術の進歩で病気の発症・再発の予防が可能になり、保険会社が健康診断や治療のサポートを行うことで、予防や早期発見、重症化を防止することが、保険会社にとって給付を減らすことにもつながるため、さらに契約者への還元を拡大してサービスを充実させることができます。
契約者も、保険金などを受け取る前から保険加入のメリットを感じられ満足度が高くなります。
付帯サービスの内容
多くの生保会社が提供しているものは「健康・医療」「介護・福祉」「生活全般」の3分野に分類できます。
「健康・医療」分野
健康情報全般について医師や看護師などへ相談できるサービスがあります。
24時間対応しているものもあり、深夜・早朝に役に立ったという声が多いようです。
病気と診断された時には、現在の自分の病状や治療方針についてセカンドオピニオンを依頼する医療機関を紹介してくれる場合もあります。
ほかにも、
心の問題や精神的な悩みの相談に、心理カウンセラーが対応してくれるサービス、
健康診断や人間ドック、PET検診などを行う提携医療機関の紹介や予約代行、
入院や転院の手続きや移送手配のコーディネートなどを行っている生保会社もあります。
「介護・福祉」関連
公的介護保険の利用などに関する情報提供をはじめ、介護について看護師やケアマネジャーに電話などで相談したり、介護施設や介護サービス事業者などを紹介してもらうことができます。
「生活全般」
ホテルや旅館、レジャー施設などの優待利用
保険の更新時や保険料の支払いで提携する共通ポイントなどの付与
ご近所トラブルや消費者契約、税金、相続といった問題について、専門家からアドバイスを受けられるサービスを行う会社もあります。

また、多くの生保会社が用意している付帯サービス以外にも、
独自色が強いサービスを行っている会社もあります。
・健康診断や人間ドックよりも手軽な方法で病気の早期発見を促すサービス
・少量の採血で認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)のリスクチェック
・自宅で尿を採取するだけでがんリスクを判定できるスクリーニング検査
これらは、本格的な検査を早期に受けるきっかけになることが期待されます。
付帯サービスを上手に使いこなすための注意点
あくまでも付帯のサービスであり、約款に定められたものではなく、内容が変更される可能性もあるので定期的に確認する必要があります。
毎年送付される「契約内容のお知らせ」が届いたタイミングで、
付帯サービスの内容と利用条件
対象者
連絡方法
など定期的に内容を確認し、理解しておくことが大切です。
契約後に付帯サービスの内容が変更・中止されることや、逆に新たなサービスが追加される場合もあるためです。
付帯サービスは、使わないともったいない
付帯サービスと保険料の関係は開示されていませんが、原則として無料のサービスなどは保険会社がコストを負担しています。
付帯サービスについて十分に理解していない方も少なくありません。一方で内容を知っている人は必要なときに上手く活用できます。
せっかく用意されているサービスを知らないまま過ごすことのないよう、一度ご自身の保険を見直してみてはいかがでしょうか。
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