相続や贈与の際に知っておきたい「路線価」とは?基本と活用ポイントを解説

#相続税
近藤 修

税理士

近藤 修

路線価とは?~土地の価格を決める指標

路線価とは、国税庁が毎年7月に公表する「相続税や贈与税の課税評価額を算出するための土地の価格」です。全国の主要な道路に面した標準的な宅地に対して1平方メートルあたりの価格が設定されており、地価公示価格のおおよそ8割程度とされています。

この価格は、個人が所有する土地の評価を公平に行うための基準として使われ、特に相続税の計算において重要な役割を果たします。

路線価の調べ方と活用場面

路線価は、国税庁の「財産評価基準書閲覧ページ」から誰でも無料で確認できます。土地の所在地を選択すれば、対象の路線価図が表示され、該当の道路に記載されている数字が路線価(千円単位)になります。

たとえば「300D」と表示されていれば、その道路に面した土地の1㎡あたりの評価額は30万円です。この金額に土地の面積をかけることで、課税対象となる評価額が算出されます。

相続や贈与だけでなく、事業承継対策や土地の売却を検討する際にも、この評価額を参考として税務リスクを見積もることが可能です。

路線価評価の注意点と専門家の活用

ただし、実際の評価には土地の形状、奥行き、間口の広さ、角地かどうかなどによる補正(加算・減算)も必要です。また、路線価が設定されていない地域では「倍率方式」と呼ばれる別の評価方法を用いる必要があります。

このような評価には専門的な知識が求められるため、税理士などの専門家に相談することで、過不足のない評価と節税の可能性を見出すことができます。

まとめ

「路線価」は、土地に関する税金計算の出発点となる重要な価格指標です。相続や贈与の際にはこの価格に基づいて評価を行い、適切な税務対策を立てることが求められます。正確な評価のためには、必ず現地の状況や補正率も考慮する必要があり、専門家のアドバイスが大きな助けとなるでしょう。

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この記事を書いた人

近藤 修

税理士

近藤 修

昭和50年1月11日生まれ
洋楽に憧れ、高校時代にギターを始める
大学時代はバンドでボーカルを担当
スポーツにも憧れ、テニスも経験
テニス以外も野球、サッカー観戦大好きです。
会計の専門学校で税理士の講師もしています。
好きな言葉は「サプライズ」
常にサプライズをもたらし、感動を与えたい
日々勉強!日々精進!