日本は何位？世界の消費税ランキング

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皆さん、こんにちは！税理士法人ティームズの縄田です。

9月上旬までは蒸し暑い日が続いていましたが、最近になって涼しい日が多くなってきたような気がします。僕は春と秋が一番好きです。気候も丁度良く、いろんな服の組み合わせができますし、何より桜や紅葉が風情があって素敵ですよね！日本の四季は本当に素晴らしいと思います。

日本で最近あった大きなニュースと言えば、やっぱり自民党の新総裁が石破茂氏になったことですかね。ちょうど10月1日には国会が開かれて、いよいよ総理大臣に指名されるそうです。

石破氏は金融商品で得られた利子や配当金に対する税金である「金融所得課税」を見直し、増税を行うと言及しています。また、SNS上では消費税15％まで引き上げられるのではないかと言われております。

消費税15％、、、

今でさえ買い物をするときに高いなあと思ったりするんですけど、15％なんて買い物が億劫になってしまう気がします、、

ところで、世界では消費税はどれくらい課税されているのでしょうか？

財務省が2024年1月時点の世界の消費税率比較表を掲載しておりました。

それによると

1位　ハンガリー　標準税率27％（食品税率27％）
2位　デンマーク　標準税率25％（食品税率25％）
3位　ノルウェー　標準税率25％（食品税率15％）

日本はなんと、

42位　日本　標準税率10％（食品税率8％）

でした。

世界の平均消費税率は17.7％となってますので、日本は世界的に見ても平均以下の税率となっております。この結果意外でしょうか？

世界的に見ると消費税率が低い傾向にある日本ですが、消費税率が高い国には特徴がみられます。

１，消費税率が高い国はヨーロッパ諸国が多い
　ランキング上位を見てもらえたら分かるとおり、ヨーロッパは消費税20％以上の国が多いです。一方で、アジア諸国である韓国は45位（標準税率10％、食品税率は非課税）、台湾に至っては、51位（標準税率5％、食品税率は非課税）です。ヨーロッパと比べて、アジア諸国は消費税率が低い傾向にあります。

２，世界の幸福度ランキング
　国連が主催する「世界幸福度報告書」では毎年、世界幸福度ランキングというものが発表されております。世界世論調査やGDＰ、選択の自由度など幅広い分野を総合して評価しているランキングです。2024年の発表によると、
　1、フィンランド
　2、デンマーク
　3、アイスランド

これもまたヨーロッパ諸国が上位を占めています。ちなみに日本は51位でした。
ヨーロッパ諸国は消費税等が高い分、社会保障が充実し、国全体としての貧困格差が少ないと言われているため、その分幸福度ランキングも上位の国が多いと言えます。当然その国で起こっている問題等で幸福度は大きく変わると思いますが、消費税が高い分、福祉が充実すると自然と幸福度が高まるという事実があります。

３，福祉の充実度
　先ほども述べましたが、消費税率が上位の国々は社会福祉が充実している国が多いと言えます。例えば消費税ランキング4位のスウェーデンでは大学費を含めた学費がすべて無料だったり、医療費が他の国と比べて安かったり、非常に福祉が充実していると言えます。
　日本では消費税率が引き上げられることに批判が集中しておりますが、その税金の使い方が本当に重要となってくると思います。