税務調査の取るに足らない流行

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北井 雄大

代表社員 税理士

北井 雄大

 

みなさん、こんにちは!

 

ゴールデンウィークやシルバーウィークはジッとしているのが一番という自論を持つ、税理士法人ティームズ北井です。

家族は極めて不満そうです。

 

 

さて、誰が呼んだか、この季節は「税務調査の秋」と呼ばれます。

御多分にもれず、弊社の取引先様でも結構な数の税務調査が終了し、また今後も予定されております。

 

最近の税務調査が特に感じるのが、調査官が“経費”に関して妙に細かいということ。

今シーズンの調査において、土日の領収書をやたらチェックする傾向があるなと感じました。

 

一昔前までは、レシートでは宛名もないので領収書と同じようには扱えないというのが一般的な考え方でした。

 

ところが最近の税務調査では「領収書だけでは購入品名や数量が分かりませんね。」とか「レシートを発行してもらえるのに、わざわざ領収書に書き直してもらうのは、何か問題があるんですか?」と突っ込まれます。

 

確かに、もし仮に我が子のために本を買ってあげたとか、週末に家族のみで食事に行ったとか、そういう場合にレシートを受け取って経費にしようとすると、その内容が妖怪ウォッチの本になってたり、食事の人数が大人2名、小人2名になってたりと、早い話が私用で使ったことがバレバレなわけです。

 

そのせいもあってか、最近の税務調査では、土日の領収書をやたらとチェックされるのでしょうが、あなた方はもっと他にチェックするとこあるやろ??と突っ込みたくなりますが、ヤブヘビなのでいつも口を塞ぎます。

 

たとえば「土日にご自宅近くにあるコンビニの領収書が多いですね」とか「土日の出勤は月にどれくらいありますか?」とか聞いてきたとします。
その質問に対して「いえいえ、私は土日は仕事しない主義なんで」と回答すると、ほぼアウトです。

かなりの確率で個人的な支出ですからね。

 

この経費を偏重してチェックする傾向があるというのは私だけの個人的意見ではなく、友人の税理士も同じことを感じているそうなので、ある程度信憑性があると思います。

もちろん、他の重要チェック項目も相変わらず厳しくみられますが・・・

 

その点を少し意識して税務調査に臨んだ方がいいのかもしれませんね。

 

 

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この記事を書いた人

北井 雄大

代表社員 税理士

北井 雄大

昭和46年7月5日生まれ 蟹座
高校時代は坊主頭で甲子園をめざす
大学時代は道頓堀に飛び込んだ経験あり
会計の専門学校で簿記1級の講師もしていました。平成16年税理士登録(登録番号100186)
相続関連など税務セミナー経験多数
激辛帝王、焼酎番長、スイーツ平社員
ゴルフ、野球、スキーなど結構何でもやります。毎朝4時半起床、朝6時半から仕事しています。